第2話 タイムスリップしてきたメッセージ

2015年07月13日

我々のもとに届いた不思議なメッセージメール

なんと100年前の日本からタイムスリップしてきたのである

内容は次のようなものだった




いじめの動画を撮影し、「自殺しても知らん~」という会話ができる子供

「転校して、お金だけ送れ」という少女

先生に相談しても家庭や学校全体、教育委員会に報告されなかった少年の思い、悩み、叫び


毎日のようにニュースとなるストーカー殺人

殺人だって「自由」と思っているのか?

怒られたことがない?痛みがわからない?

自分さえ良ければ、今さえ良ければという事なのか?


もちろんこれは極々一部の人間がやったことであるが

携帯電話の普及によって、また利用者の低年齢化によって急激にこのような事件が増えたように思う


しかしながらスマホを持っている子供であっても、ゲーム好きな子供であっても

良い子はたくさんいるわけで、スマホやゲーム=「悪」ではない


一つ言えるのは繰り返し行うゲームは感覚や意識に変化を与え、

現実社会での感覚になんらかの影響を与えてしまうのではないか?

子供だけではない、大人でも同じである

鬼ごっこなど外で走り回って遊んだ時代からゲームで遊ぶ時代に変わり

世代感覚は大きく変化していったようだ


ゲーム、出会い系サイト

なんとなくストレスや寂しさが原因のように思える


コンピューターが教えられない「愛」や「こころ」について

私たち大人が責任を持って子供に教える必要がありそうだ


※メッセージはここまでであった






現実の社会を支配してしまった空想社会

すべてを操る人型ロボットとコンピューター

人間は支配され、何を信用していいのかすらわからなくなってしまった現在


およそ100年前の日本(2015年)は、東日本大震災の復興問題と原子力発電の再稼動問題、

中国とアメリカの対立に巻き込まれるかたちで「意思表示できない日本」が安全保障問題などを抱えていた


この頃すでにコンピューターによる人間社会の征服計画はスタートしていたのである

当時はスマホと呼ばれるものが通信の大きな役割を果たしており

子供から大人まで、連絡用の文字による会話やゲームによって

徐々に現実から空想の世界へと洗脳されていったのであろう



明治、大正、昭和と受け継がれてきた伝統的な風習を捨てた日本には

自由というものを自らつかむことなく、与えられて育った若者が増えたようだ


このタイムスリップしたメールの送信者こそ

われわれ取材班が追っている男「世界のみとちゃん」なのだ


第2話 タイムスリップしてきたメッセージ



もしこのメッセージが当局に見つかれば彼は間違いなくロボットにされてしまうだろう。。。

その前に見つけ出さなければ!


つづく

  • LINEで送る


Posted by 原口 美俊 at 19:34
Comments(0)番外
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。