第20話 家こそ、学びの宝庫だった

2015年06月18日

第20話 家こそ、学びの宝庫だった

「一期一会」



仕事人間、自己中心的、おまけに瞬間湯沸かし器

最悪な男性ランキングで上位確定じゃないでしょうか。。。


18歳も年上の先輩から「お前の考え方は俺より古い!」と言われたことがあったほど。。。

なぜそんな昔人間だったのか?


初めて影響を受けたのはマンガ「巨人の星」

『♪思い込んだら~試練の道を~行くが~男の~ど根性~♪』


次に、ブルース・リーの『燃えろドラゴン』


高倉 健さん、鶴田浩二さん、菅原文太さんらの任侠映画


ヤクザ映画や暴力シーンのイメージは決して良くはないと思いますが

許してはならない「悪」に対する正義の道は

好きになるまで1秒もかかりませんでした^^


あと祖母から聞いた昔話、戦時中の苦労

想像を絶する世界です

戦後70年と、今いろいろ話題になっていますが

たった70年前に、アメリカが戦闘機で空襲していたわけです

男は戦争に、女子供は必死に生きたわけです

芋を食べ、裸足で歩いた時代

薪で火をたき、川で洗濯、電気も電話もない時代

子供が熱を出しても簡単に病院にも連れて行けないんです

米を作り、蚕(カイコ)を飼ったり、牛の世話をしたり

働いて働いて、命がけで歯を食いしばって生きた女性たち

すべては子供を守るために


中学生の頃、学校から帰るとこんな祖母の話を聞くのが好きでした


時代が違うといえばそれまでですが、

今はスイッチ一つでご飯が好きな時間に炊き上がりますし、お湯の温度も設定できます

お店は増えて24時間いつでも買い物や食事もできる時代です


私が思うのはこれまで大切に受け継がれてきた何かが

子供たちには渡すことが出来ない世の中になってきているというもの


今は子供に何かあると学校や教育委員会の問題にされてしまいますが

そうじゃない!

ただ先生たちも今の時代に生まれ育った若い世代だから、ようは子供たちと同じなんです

家で学ぶことがいっぱいあったのに

今はゲームしかすることがない時代です


何の力もない私が変えられるものではないとわかっています

わかっているけど、これじゃ子供たちの生きる力が低下するでしょう

世間を騒がせる未成年者の犯行が増えてます

大勢で1人をいじめ、殺してしまう世の中で

今の子供たちはそれをニュースで知るのです

もしかしたら、私達親が知らない映像

テレビでは放送できないくらい残酷な映像を子供たちのほうが見て知ってることが多いでしょう



子供に伝えたい愛情のカタチ

おにぎりだったり、玉子焼きだったり

手編みのマフラーだったり、手提げだったり、雑巾だったり

「お母さんが作ってくれた」

それが子供にとってどれだけ嬉しいものか

今の子供たちもお母さんのことは大好きです

これはいつの時代も変わらない世界共通のものです



祖母の話を聞きながら

思いだしながら

やっぱり女の人は凄いな~と思ったわけです


正義の道に憧れ

みんなは一人のために、一人はみんなのためにと教えられ

必死に働いて生きてきた祖母の話を思い出し


いつの間にか古い考え方といわれるようになったのかもしれませんね^^



つづく     第21話を読む

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Posted by 原口 美俊 at 18:17
Comments(0)ノンフィクション
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